水回りにかかる価格相場と選び方のポイント
家を建てる際に必須のものでありつつ、案外悩んでしまうのが水回りの設置です。もともと住んでいた住宅に合わせてトイレは二つ欲しい、流し台は2階にも欲しい、といった要望が誰にでも発生するものでしょう。しかし条件によって見積りに影響してくるため、基本的な情報はできるだけ含めておいた方がいいのです。まずキッチンの位置とシステムキッチンの有無ですが、これは設計時点で入れておけば問題ありません。システムキッチン自体が高いこともありますが、家の中でも中心となる設備なのでここをメインと考えてこだわる人も多いはずです。水回りの設備として考えるべきは食器洗い洗浄機の有無で、これから新しく設置するなら標準搭載になっています。必要ないなら省くことも出来ますが、設置してもしなくてもそれほど予算には影響しません。また、水回りとして重要なのがバスルームの広さです。2階に設置したいという要望もあるかもしれませんが、1階に設置するとしても大きさと導線は大きな要素になります。選び方としては子供と一緒に入る時に狭くないかかどうか、という選び方があるでしょう。標準的なサイズは1.25坪のものですが、子供2人と一緒に入る場合は少々狭く感じます。また、介護が必要な人がいた場合にはさらに大きい必要があるため、これから住宅を建てるならば検討するべき部分です。バスルームはただでさえ個性を出したいという要望が多い場所です。テレビを付けたい場合、22型で130,000円ほどが価格相場になります。ジェットバスは180,000円ほどが価格相場なので、あこがれますが無視できない金額になってしまうものです。また、水回りと言えば洗面所も重要です。脱衣所と洗面所を別々にすべきかも重要な問題です。誰かが風呂に入っていると洗面所が使えない造りというのも多いですが、一から作るならそういったことを避けることも可能です。女性が使う時間が長いなどの要因があるなら、よく考えておくべきポイントでしょう。そしてトイレは、まず広さより数を判断しなければなりません。2階に設置する可能性も高い水回りなので、大きな判断が迫られますが、金額は見積りに跳ね返ってくるので、実際の使用状況を良く考えて判断するべきです。ポイントとしては緊急事態はそう頻繁には発生しない、ということです。暮らしている家族が頻繁に入れ替わることは一般的には考えにくいことなので、生活環境を考えつつ、お互い調整して利用できるという前提で考えて、使い方に応じて選択するのもひとつの方法です。