マイホーム

注文住宅の予算がオーバーしてしまったときの対処法とは

注文住宅は自分で中から外まで決めて作れる建物なので、初めに予算を決めていたとしても見積りがオーバーしがちです。予算を超えてしまったけど大事な買い物だし、と言いたいところですが住宅ローンの支払いもあるでしょうし、支援してくれる親戚でもいない限り安易に予算オーバーさせるべきではありません。こういった注文住宅の悩みは多くの人が抱えていて、見積りで予算オーバーの時にどこにメスを入れるかなどの情報もあるほどです。対処法として、まず削るべきなのは設備だと言われています。これは必須の部分ではなく、ソーラーパネルなど、なくても他のもので代用できるなど、生活に不自由しない部分です。こうした設備は床や天井とは違い、なくてはならないものでもないですし、場合によってはあとから足すこともできます。建物を建てるときには予算が足りなくても、いずれかのタイミングで余裕ができたときに増設すればいいのです。その次に削りたい部分が、塀や庭などの外構部分です。こちらも土台ではないですし、あとから足すことができます。何より住んでみたら実はそれほど使わなかった、となりがちな部分でもあるため、まずは一回なかったものとして検討してみるのも良いでしょう。こういうものは優先順位を考えて必須部分を残し、必須でない部分を削るなどして調整していく必要があります。3番目には仕上げ材が挙げられます。仕上げ材は建物全体に関わる部分なので、これを省くと一気に予算を低くできるというメリットがあります。もちろん品質を下げるということと同じなので、良い選択であるかどうかはケースバイケースですが、もし建築家が問題ないと言ってくれれば、ある程度調整できる部分とも言えるのです。ソーラーパネルはどうしても譲れない、といった気持があるのなら、その分仕上げ材の予算を省くという方法もあるかもしれません。こうしたことを考えながら、結果として優先順位の上位には必須のものが残り、そうでないものが省かれていきます。新築住宅を建てるにあたっては、あこがれの機能は誰しもありますが、隙間風があったり雨漏りがしたのでは住宅の用を成さないので、最重要部分の見直しがまずは必要です。どこが分不相応に贅沢になっているのか、住宅ローンに響くという現実を考えて見直しを考えるべきでしょう。たとえば、オーダーメード家具などが分かりやすい例ですが、それを使いたい憧れはあっても予算を考慮すれば妥協せざるを得ない部分だと言えるでしょう。システムキッチンなども、既製品でも十分な機能が備わっているのに、オーダーメードにこだわって一気に予算オーバーしてしまっている場合もあります。妥協したくない気持ちはもちろんあるでしょうが、予算で一度しっかりと線を引いてしまい、融通を利かせながら必要なものとそうでないものを仕分けしていく必要があるでしょう。

関連記事
noimg
何歳までにマイホーム購入するのが理想?

マイホームを購入するのは何歳までが理想なのでしょうか。これに対する絶対的に正しい答えはありませんが、実際に購入している人がどのくらいなのかと

記事を読む

noimg
住宅ローンを組むときの最適な方法とは

多くの人にとって、人生で最も大きい買い物になるのがマイホームです。多くの場合、購入には住宅ローンが組まれますがどういった金利タイプがあり、ど

記事を読む

マイホーム
内外装やデザインにこだわった場合の予算はどれくらい?

既に建っているのではなく、これから自分で考えて家を建てるのですから、様々な面にこだわりたくなるのは当然のことだと言えます。外からの見た目や悪

記事を読む

電卓とボールペン
ハウスメーカーに土地探しを依頼したときの予算は?

これから新しく住宅を建てようと考える時、まず土地探しをしてからハウスメーカーを探そうと思うのではないでしょうか。もちろんその方法でもいいので

記事を読む

noimg
ローコスト住宅を建てるとしたらどれくらい安い?

ローコスト住宅という言葉があるように、高くて当たり前の住宅に関しても安価に建造できる方法が存在します。普通に考えると、安かろう悪かろうという

記事を読む

調査
ハウスメーカーごとで違う坪単位を事前に調べておこう

建てる住宅の価格は、坪単価によるところが大きいです。注文住宅は建て売りとは異なり、一から設計して建てるので、家の面積がどのくらいになるかはま

記事を読む

noimg
水回りにかかる価格相場と選び方のポイント

家を建てる際に必須のものでありつつ、案外悩んでしまうのが水回りの設置です。もともと住んでいた住宅に合わせてトイレは二つ欲しい、流し台は2階に

記事を読む

noimg
建物本体の工事費以外にかかる諸費用

住宅を建てるには、土地代と建築費と材料費とそれから人件費があればいいと思っている人も多いでしょう。しかし実際には付帯工事費と呼ばれる費用や様

記事を読む